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神秘の沖縄大冒険

【OKINAWAコラム】貝殻を拾う、という行為

      2015/11/15

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お土産屋さんなんかで、貝殻製品ってよく売られてますよね。

貝殻製のアクセサリーとか、貝殻製のシーサーとか、貝殻製の風鈴とか。

 

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貝殻で作ったシーサーとか。

 

実は僕、世界一の工作好きとして知られるわくわくさんと同じ国籍なので、こうゆう貝殻アートを見るたびに『自作したい!』という想いが募っていたんです。

 

自分で貝殻アートを作成できるようになれば、いろいろと便利ですからね。

もしも近所のおばちゃんが、『困ったわぁ…。今すぐ貝殻で作ったシーサーが欲しいわぁ…。』とぼやいているのを見かけたら、自作した貝殻シーサーをプレゼントして恩を売ることができますし、『あ!台風で自宅の屋根が飛んでいっちゃった!』なんて時も貝殻で作ればいいので経済的ですよね。

 

しかも、なんならホラ、売れますカラネ、イザトナッタラ?

貝殻なんて沖縄の海岸に腐るほど落ちてますから、材料費はタダ!

拾った貝殻(0円)を使って、貝殻シーサー(2億円)を売れば、大儲けできるって寸法です!うひひ。

 

でもちょっと待ってください。

海岸に落ちてる貝殻って、拾っても法的に問題ないんでしょうか?

もし、僕が海岸で貝殻を拾っているところに突如ポリスメンが現れて、『海岸法第○○条!海岸で貝殻を拾ったらダメ!死刑!の法に基づき、貴様を逮捕する!』とか言われたらもう、洒落にならんですからね。泣いちゃう。

 

しかし『海岸で貝殻を拾う』という行為は、ネットで調べてみても、法的にOKなのかNGなのかよくわかんなかったので、沖縄県に電話して聞いてみました。

以下はその会話内容です。

 

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沖縄県水産課(以下:よっちゃん)『はい、水産課です。』

 

僕(以下:不死の炎を右腕に宿す闇の化身)『もしもし、お忙しいところ申し訳ありません。わたくし、○○(さすがに本名を名乗った)と申します。』

 

よっちゃん『はい。どうなさいました?』

 

不死の炎を右腕に宿す闇の化身『ちょっとお尋ねしたいんですが、沖縄県の海岸に、貝殻がたくさん落ちてますよね?』

 

よっちゃん『はい、落ちてますね。』

 

不死の炎を右腕に宿す闇の化身『ああゆう貝殻の所有権が誰にあるのかを調べてるんですよ。拾って、販売してもいいのかな?と思いまして。』

 

よっちゃん『生きている貝類ではなくて、死んだ貝殻ですか?』

 

不死の炎を右腕に宿す闇の化身『そうですね。お土産屋さんで売ってるような、貝殻で作ったシーサーとか作りたくて。そんで、その作品を出来れば(2億円で)売ったりしたいな、と思いまして。海岸で貝殻を拾う行為には許可とか必要ですか?』

 

よっちゃん『確認してきます。少々お待ちください』

 

 

~1分後~

 

 

よっちゃん『お待たせしました。確認してきました。申し訳ありませんが、生きている貝は海産物なのでコチラで対応できるんですが、死んでいる貝に関しては、法律上で”土砂”という扱いになる為、水産課ではなく土木課の管轄になります。』

 

不死の炎を右腕に宿す闇の化身『あ。そうなんですね。』

 

よっちゃん『土木課に、そういった事例に詳しい方がいらっしゃいますので、話を通しておきます。△△さんという方ですので、そちらにお問い合わせください。』

 

不死の炎を右腕に宿す闇の化身『ありがとうございました。』

 

 

~土木課へ~

 

 

沖縄県土木課(以下:みっちゃん)『はい。土木課です。』

 

僕(以下:私)『もしもし、水産課の××さんからご紹介して頂きました、○○(僕の誉れ高き本名)と申します。△△さんいらっしゃいますか?』

 

みっちゃん『あぁ、お話は聞いております。△△です。』

 

『(さっきと同じことを説明)なんですが、貝殻を拾う行為には何か許可が必要ですか?』

 

みっちゃん『えぇと、実はですね、沖縄県がというわけじゃないんですが、国の法律で、貝殻を含む海岸の土砂は一切拾ってはいけないことになってるんですよ。』

 

『一切ダメなんですか?』

 

みっちゃん『はい。日本の法律では、海岸は全て国有財産であり、海岸に落ちているものは貝殻であれ、死サンゴであれ、砂であれ拾ってはいけないことになっています。一見価値のないような砂や岩にも、海岸を守る重要な役割があるんです。もし採取許可を出して、いろんな人が海岸資源をとっていくと、海岸の形が変わってしまって、津波などの災害が街に与える影響が大きくなったり、貴重な生物の分布に影響を与えたりするかもしれないからです。』

 

『なるほど。じゃあ、落ちてる貝殻を拾うと罰せられるんですか?』

 

みっちゃん『うーん。ちょっとした工作に使うような、個人的な利用範囲であれば、積極的に罰せられることないかと思いますが、そうゆう、罰則を科すのは僕たちの管轄じゃないので断言はできません。』

 

『てことは、沖縄のお土産屋さんで販売されてる貝殻のシーサーなんかは、沖縄県産の貝殻を使っていないか、もしくは許可なしで拾ってるってことになるんでしょうか?』

 

みっちゃん『そこも僕たちが調査したことはないので断言できませんが…。でも、唯一、県が認めた海砂利採取業者だけは海岸の砂利を採取する権利を持っているので、もしもそういった業者が貝殻を販売しているなら、そこから買うことは違法にはなりません。ただし、海砂利採取業者は基本的に骨材(コンクリートなどに混ぜる砂)として海砂利を採っているので、貝殻だけを狙って採ったり、貝殻だけ販売している業者があるかはわかりません。』

 

『わかりました。お忙しいところありがとうございました。』

 

 

hr

 

ダメなんですって。

沖縄に限らず、日本国内で貝殻をひろうのは法的に絶対ダメなんですって。

でも、そんな一方で、沖縄県のサイトには、『海岸で拾った貝殻でフォトフレームを作ろう☆』みたいな記事がアップされてたりするので、子供の夏休みの工作で貝殻を拾ったりとか、観光客が思い出に2~3個持って帰るくらいのことで怒られたりはしなさそうです。

 

でも僕みたいに、拾った貝殻で2億円儲けようとしたら罪に問われるかもしれません。気を付けましょうね。

 

 

 

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だからこうゆうのは、基本的に外国産。

VacaSta

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